演歌歌手氷川きよし(40)が23日、東京中央郵便局で郵便局カレンダー発売イベントに出席し、1日郵便局長を委嘱された。

 全国の郵便局で購入可能な氷川、羽生結弦(22)宇野昌磨(19)のカレンダーのカタログ販売が11月1日から始まることを記念し、1日郵便局長としてPRした。郵便局カレンダーにアーティストとして採用されたのは氷川が初めてで、氷川自身は17年連続のカレンダー発売となった。

 「今まで警察署長、消防署長を委嘱されたことはあるけど、郵便局長は初めて。制服を着ないのであまり達成感がなく、仕事をした感がないですが大丈夫ですかね」と感想を話したが、ファンに接するようにお客さん1人1人と握手した。カレンダーは2タイプで、1つはほぼ等身大のタペストリータイプ。「床の間に掛け軸のように飾ってください」とアピールした。タペストリータイプは郵便局限定販売となる。

 25日にはフジテレビ系アニメ「ドラゴンボール超」の主題歌「限界突破×サバイバー」が発売される。「こういう自分がいるということを発見できたし、いろんな可能性があると感じることができた」といい、「幼少期はポップスを歌っていて、高校生の時に演歌に出会った。自分で言うのもなんですが、(演歌が歌えるように)すごく努力したんです。だから、ポップスのほうがナチュラルに歌えます」。演歌とポップスの違いを「演歌は作り上げて彫刻を彫るようなイメージで、ポップスは水彩画を描くようなイメージです」と語った。

 今年40歳になった氷川。この1年を「本当に、みなさんに感謝の気持ちでいっぱいで、充実した1年になった」と振り返った。「50歳に向けてのこれからが、また楽しみです」と力強く語った。

 昨日、ボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチで世界王者となった村田諒太(31)について「すごかったですよね。感動しました」と氷川から口を開いた。「コメントも素晴らしくて感動した。すごく努力していて、涙が出てきた。(自分も)努力して感謝しないといけないなと感じましたし、勉強させていただきました」と熱く話した。