ロックバンド、ゲスの極み乙女。のボーカル川谷絵音(28)との交際や破局が報じられ、シンガー・ソングライターとして本格始動したタレントほのかりん(21)が23日、東京・O-EASTで行われた東京国際ミュージックマーケット・ショーケースライブで、ソロとして初のステージに立った。

 ほのかは16年夏に川谷との交際を始め、同9月に交際と当時、未成年で飲酒したことを報じられた。そして同12月に当時の所属事務所から契約解除された。この日のステージはそれ以来、初の公の場だという。関係者は「(飲酒騒動後)イベントなどは行いましたが、クローズド(限定)で行ったものなので、初の公の場でのイベントと言っていいでしょう」と語った。

 ほのかりんは、観客から「りんちゃん」、「頑張れよ」、「お前を見るために来たんだ!!」などと声をかけられると、笑みを浮かべ「ほのかりんです」とあいさつした。

 バンドを背負って初のライブとなったこの日は、自ら作詞作曲した4曲を披露。1曲目に、9月に初めて配信したデビュー曲「メロンソーダ」、2曲目に「ピローケース」、3曲目に「夏好きの君」と連続で歌った。3曲目の際は「私の大好きな女の子が、すごい夏が好きな子で、夏のいいところを教えてくれた、そんな曲になっています」と語った。

 そして、ラスト4曲目に18日に配信した新曲「東京」を歌う際、思いを語った。その声は、かすかに震えていた。

 ほのか 「東京」2年ほど前に作った曲なんですけど…私が作った曲の中で大事に作った曲なので、ぜひ聴いてください。

1曲目はエレキギター、3、4曲目にはアコースティックギターを自ら弾いた。

 ほのかは中学生でスカウトされモデルデビューし、その後女優、タレントとして活動してきたが、12歳でギターを始め、モデル仲間らと13歳でガールズバンド「コムシコムサ」を結成も、音楽性の違いから脱退。個性派アイドルの登竜門ともいわれるオーディション「ミスiD」に自ら応募し、4500人の中からファイナリストに残ったことで、フォーライフがスカウト。来春、アルバムデビューが決定している。

 川谷との関係は、飲酒騒動が発覚し、事務所との契約を解除された後も続いたものの、17年5月に川谷が活動を再開後、同6月に破局が発覚していた。

 ほのかりんはライブ後、物販スペースでファンに声をかけられ、笑みを浮かべながら、その場を後にした。【村上幸将】