13日に放送したNHK情報番組「あさイチ」には驚きました。

 午前8時すぎ。朝食を食べようとテーブル席に着き、おわんを手に取ったらおなじみ有働由美子アナウンサーの声が聞こえます。「尿漏れが…」。

 「んっ?」と思いながら、テレビに顔を向けると、女性の「尿漏れ」についての説明をしています。多くの高齢女性らが悩んでいる尿漏れは、実は「漏れている」のではなく「拭き方が間違っている」という話でした。後ろから前に拭くのが当たり前だとか、「拭く」でのではなくて、しっかりと紙などを当て5秒はそのままにして尿を吸収させるとか…。女性器周辺の断面図も出ています。

 近くには妻と娘がいて、妻は「この時間は、子どもを学校に送った主婦がテレビを見ているからねぇ~。関心事なのよ」などとのんきに話しています。

 「尿漏れ」で深刻に悩んでいる女性には申し訳ないのですが、正直、私はこの場に居づらく、かといって席を外してしまうと会社に出かける時間が遅れる。ということで、画面が見えないようにメガネを外して食事を続けました。

 納豆を食べようとした時には、尿がアンダーヘアに付着するのも臭いの原因の1つになると指摘。洋式トイレで用を足す際には、両足をそろえて行儀よくするのではなく、足をバッと左右に開いて、前傾姿勢になってしなさいと。そうすれば、尿がまっすぐに下に向かうとして、その姿勢を有働アナが実演していました。

 この日は「女性ホルモン」の特集。有働アナは40歳で更年期障害と同じ症状に悩んだ体験を明かしていました。最近は男性の更年期にも注目が集まっているので、更年期そのものには私も関心があります。でも、さすがに朝の食事時は…。

 有働アナと一緒に司会を務める井ノ原快彦も私同様、戸惑いぎみだったような気がします。

 放送から丸1日経過した今でも、有働アナがトイレに座っている「ウンチングスタイル」が脳裏から離れません。