人気アニメ「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ系)のドキンちゃん役などで知られる声優の鶴ひろみさんが16日夜、東京都中央区の首都高速上に止まった車内で意識不明の状態で発見され、その後死亡したことが17日、分かった。57歳だった。所属事務所によると、死因は車を運転中の大動脈剥離という。

 突然の死に共演声優にも悲しみが広がっている。ドキンちゃんの相棒ばいきんまん役を務める中尾隆聖(66)は「あまりにも急なことでとてもショックを受けています。30年間も一緒にやらせていただいたドキンちゃん。こんなことになるなんて、言葉が見つかりません」とコメント。

 メロンパンナちゃん役のかないみか(53)はツイッターで「信じられない。胸が張り裂けそうです。いっぱい話したいけど。合掌」。バタコさん役の佐久間レイ(52)も「鶴ひろみさん大好きな方です 今までもこれからも数えきれない感謝を込めてご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 「ドラゴンボール」シリーズでピッコロ役を務める古川登志夫(71)も、「鶴ひろみさんの訃報に接し驚いています。謹んで哀悼の意を表します」と、つづった。