女優柴咲コウ(35)が主演し、19日に放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第46話の平均視聴率が、関東地区で12・0%だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週は10・7%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 19日の回は、家康(阿部サダヲ)は武田との内通を理由に嫡男・信康(平埜生成)の首を差し出すよう信長(市川海老蔵)から要求される。家康は時間を稼ぎながら、裏では北条と結ぶことで武田を追い詰め、その代わりに信康の助命を願い出ようと奔走する。瀬名(菜々緒)は武田との密通の証しである書状を残して姿を消す。直虎(柴咲コウ)は瀬名をかくまおうとするが、瀬名はぬれぎぬを着て、出立。追っ手によって命を奪われる。家康は瀬名の首を携えて信長と対面するが、信康は罪を免れずに自刃。徳川家は正妻と嫡男を失うことになる、という内容だった。