川栄李奈(22)ピエール瀧(50)が21日、都内で、日本語吹き替え版声優を務めた米アニメ映画「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」の公開記念舞台あいさつに登壇した。

 古き日本を舞台にした少年クボの冒険物語で、CGが主流の時代においてストップモーション(物体を動かしながら1コマずつ撮影する手法)で撮影された手作り感が魅力。総制作期間は94週、総コマ数は13万以上という。

 ピエールは「見ているもの全部、人の手が入っているんだなっていうぜいたくは、見るだけでは享受しきれないところがありますよね。深く研究されている感じがします」と胸を打たれた様子。平日昼のイベントとあり劇場には空席も見受けられたが、「仕事サボってでも来るべきだと思います!」と熱弁した。

 川栄も「盆踊りのシーンとか、日本の良さがすごく出ています。海外の方が作ったとは思えないです」と魅力を語った。川栄が演じたのは「闇の姉妹」というヒール役だったが、ピエールは「評判によると、これ(闇の姉妹)を見て子どもが泣いたらしいですね。大成功ですね。ピリッとした役もお上手で、はまり役なんじゃないですか」と、川栄の才能に拍手を送った。