NHK定例放送総局長会見が22日、都内で行われ、来年の大河ドラマ「西郷どん」(1月7日スタート、日曜午後8時)の語りを、市原悦子(81)が体調不良のため西田敏行(70)に変更となったことが発表された。市原は1月、自己免疫性脊髄炎との診断を受け、入院治療するため、しばらく休養することを所属事務所が発表していた。

 市原は「すてきな台本を傍らに置き、リハビリを続けてまいりましたが、元気にNHKに通うには、もう少し時間がかかりそうです。関係者の皆さまには大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。元気になって再び皆さまにすてきな物語をお届けできる日を楽しみに、リハビリに励んでおります。その日を皆さまもお待ちになってくださいませ」とコメントした。

 また西田は「『飛ぶが如く』で西郷隆盛を演じさせていただいた私が、今度は西郷の生涯を見守る語りのお役目を仰せつかりました。先日は同じく、NHKの番組『ファミリーヒストリー』にて私の先祖が薩摩藩士だったことも分かり、鹿児島との不思議な縁に驚いております。鈴木亮平さん演じる『西郷どん』を、しかと最後まで見守らせていただきます。そして市原さんが、1日も早くお元気な姿を私どもにお見せいただけること、心より祈っております」とコメントした。