映画「火花」(板尾創路監督)の初日舞台あいさつが23日、都内で行われ、キャスト陣が主演菅田将暉(24)の人気ぶりに恨み節をさく裂させた。

 ピース又吉直樹(37)の同名小説の映画化作品で、菅田と桐谷健太(37)が主演した。共演はお笑いコンビ、2丁拳銃の川谷修士(43)、元お笑い芸人の俳優三浦誠己(42)ら。

 劇場には、菅田の名前が書かれたうちわやメッセージボードを掲げるファンが詰めかけた。嫉妬した三浦は「おはようございますー!僕も“まさき”です」とあいさつ。桐谷は「見て、今の反応!」と観客の無反応ぶりを指摘し、笑いを誘った。三浦は「君が一番、菅田君のことを将暉、将暉言うやん。そのたびピクッ、ピクッてしてんねん」と、“もう1人のまさき”の立場から切ない心境を吐露した。

 これを受けて板尾監督は「あ、『板尾監督ありがとうございました』。1個だけあった」と、自身に向けたメッセージボードを見つけてニヤリ。又吉は「僕も一応、自分の名前探したんですけど、あの辺に1個見えたんですけど、よく見たら『ピースして』やった」と淡々と述べて、この日一番の爆笑をさらった。