貴乃花親方の母でタレントの藤田紀子(70)が、親方が沈黙を続けている心中を推察した。

 藤田は23日、フジテレビ系「バイキング」に出演。横綱日馬富士の暴行問題に「私たち一家はいつになったら静かに暮らせるのか……」とため息をもらした。騒動の渦中にある貴乃花親方は沈黙を守ったままで、日本相撲協会危機管理委員会による貴ノ岩関の聴取実施への協力要請も拒否。藤田は「皆さん貴乃花がしゃべらないことばっかりを責めてますけど、昔から場所中は余計なことを言ってはいけないって言われるんですよ。もし、今回の暴行事件のことだけにちょっと触れて話したとします。親方はそのつもりはないと思います。そうしたら皆さん今の相撲取れませんよ。それくらいの大問題になると思います」と述べた。

 藤田は貴乃花親方と12年間にわたって断絶状態にあるが、「会ってなくても産んで育てた子どもですから。私の育て方が間違ってなければ、わかります。今やっていることも理解できます」と語った。