関西を拠点に活動する女性アイドル5人組たこやきレインボーが23日、千葉・幕張メッセで「なにわンダーランド2017~OH! CIRCUS~」を開催した。

 アトラクションとライブの複合イベントで、昨年は仮面舞踏会、15年はクリスマスをテーマに開催された。4回目を迎える今年は、サーカス小屋をイメージしたステージで、合計12人の大道芸人やアクロバット集団と共演。春名真依(16)は「今回はこういうふうにしたいというのが明確にあったので、一生懸命リハーサルに励めました」と明かした。

 今回が今年最後の単独コンサートで、バンドとのセッションコーナーも設けられた。「なにわンダーたこ虹バンド」と名付けられたバックバンドのメンバーは、ロックバンド・ユニコーンのギター手島いさむ、ドラム川西幸一ら、そうそうたる顔ぶれ。豪華なバンド演奏をバックに、「オーバー・ザ・たこやきレインボー」などを披露した。

 アンコールでは、来春に2枚目アルバム「ダブルレインボー」を発売することが発表された。昨年、初アルバムが発売されたばかりで、清井咲希(18)「早(はや)ない? 早ない?」と驚いた。二重の虹を表すタイトルには「祝福、幸運、実現」といった意味が込められており、清井は「ステップアップした、たこやきレインボーをお聞かせできると思う」と胸を張った。アルバムはシンガー・ソングライター大塚愛らが楽曲提供するという。

 また、アルバム曲を引っさげて、4月から全国ライブハウスツアーを行うことが発表された。4月21日の大阪・梅田クラブクアトロをスタートに、6月まで6都市8公演を行う、グループ過去最大規模。堀くるみ(17)は「アルバムとツアーで、虹家族(ファンの総称)の皆さんと会える機会が増える。楽しみに待っててね」と呼びかけていた。

 5人は平均年齢16・7歳で、全員が女子高生。来春には、清井と堀が高校を卒業する。この日はメンバーカラーの衣装ではなく、全員が同じ色の衣装で21曲を歌った。関係者によると、「2人が卒業するので、少し大人になるということと、結成5周年を迎え、次のステージに向け、いったん色をなくしてみた」という。彩木咲良(15)は「私たちは、少しずつ変わっていくと思います。でも、行き着くゴールは最高のものにします。だから、付いてきて下さい」とファンに呼びかけ、大歓声を浴びていた。