玉山鉄二(37)が、明石家さんま(62)企画・プロデュースの米動画配信大手「Netflix(ネットフリックス)」ドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」で、明石家さんま役に起用されたことが23日、分かった。

 当初、小出恵介(33)がさんまを演じ、ドラマは昨年11月に撮影終了。編集を経て、今年7月7日から世界190カ国で同時配信予定だった。ただ、配信1カ月前の6月、小出が未成年の17歳女性との飲酒や淫行に及んだことが発覚し、無期限活動停止となった。小出の無期限活動停止を受けて、制作側はさんま役を別キャストで再撮影すると発表。配信日を延期した。

 制作側によると、企画・プロデュースを務めるさんまの「関西出身で関西弁が話せて、品がある人がいい」との意向を受けて、再度さんま役のキャスティングが行われた。玉山が出演オファーを受けたと知ったさんまは、そのおとこ気に「よく引き受けてくれた」と喜んでいたという。

 玉山は「さんまさんのリクエストに応えられるよう、頑張ります」と意気込んでいる。光野道夫監督は「玉山さんと長くお仕事をさせていただき、とても信頼しています。玉山さんなら、魅力的で新しいさんまさん像を描いていただけると、確信しています」と玉山に期待を寄せている。

 再撮影は来年1月に開始する予定。原則、同じキャスト、同じスタッフが再び集結し、必要部分を撮影し、再編集する。ドラマはお笑い芸人、ジミー大西の半生を描いた作品。内容に大きな変更はないが、小出はジミー大西役の中尾明慶(29)とダブル主演していただけに、全9話の大部分を撮り直すことになる。配信日は未定。