3日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、松本人志(54)が横綱日馬富士の引退は納得がいかないとし「これでは稽古も暴力ということになる」と私見を述べた。

 番組で横綱日馬富士の暴行問題について取り上げると、相撲好きだという松本は「日馬富士は引退する必要はなかったと思ってます。根底にあるのはこの人の正義感だったと思っている」と口を開いた。

 松本は「酒の席で物を使って(殴るというのは)やりすぎたというのはありますよ。でも一般人ではなく、相撲は人を張り倒して投げ倒す世界。その世界で土俵以外のところでも一切暴力がダメというのは無理があると思うんですよ。じゃあどうやって稽古つけるんだろうと。僕は日馬富士については味方ですね」と引退は納得できないとし、「もっと(相撲を)やらせてあげてほしいと思う」と語った。

 さらに松本は「これ言っちゃうと身もふたもないと思うんですけど、簡単な話、この問題もひっくるめてすべて日本人力士がもっと強くなればいいんですよ」と持論を展開。「相撲協会もモンゴル相撲にがっちりふんどしつかまれてあたふたしているのが僕は見ていて情けない。日本人力士がもっと強くなれば、モンゴル人力士同士が酒飲んでようがどうでも良くなる。(エジプト人力士の)大砂嵐と(グルジア人力士の)黒海が飲んでたって誰も何も言わないんですよ。負けてるからいろんなことが目につく。日本人の横綱が3、4人くらい出てきたらなんとも思わなくなりますよ」とモンゴル人力士に押されている相撲界に苦言を呈した。