女優臼田あさ美(33)が7日、大阪市内で主演映画「南瓜とマヨネーズ」(冨永昌敬監督)の大ヒット記念の舞台あいさつを行った。ミュージシャンを目指す恋人(太賀)と、忘れられない昔の恋人(オダギリジョー)との間で揺れ動く様を描いた大人の恋愛映画。公開後、女性を中心にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)など口コミで評判が広がっている。劇場に2度、3度と足を運ぶ人も多い。

 生活費を稼ぐため、ひそかにキャバクラで働くツチダ役を演じた臼田も劇場で3度、見た。「1度目は恥ずかしかった。2度目はちょっと恥ずかしく、3度目はほんのり恥ずかしかった」と振り返り「(劇場では)だれにも気づかれなかった」と照れ笑い。

 ヒットの要因について「決して派手な作品ではないけど、人が生きているってことを受け取ってくれる人が多いことかな」と分析した。

 12年ぶりに共演したオダギリジョーの魅力について「女たらしではなく人たらし。簡単にのみ込まれてしまった」と話した。