大相撲貴乃花親方の長男で、靴職人の花田優一氏(22)が11日、都内で著書「生粋(ナマイキ)」(主婦と生活社)「夢でなく、使命で生きる。」(ポプラ社)の発売イベントに出席した。

 最近は本業の靴作りだけでなく、イベント出演などにも引っ張りだこで、この1週間の睡眠時間は「(合計で)6、7時間です」と明かした。関係者によると、花田氏は多忙で最近は父とも会えていない状況という。父は現在、元横綱日馬富士関の暴行問題の渦中にあり、イベント後には報道陣から「お父さんに今、どう声をかけたいか」と問われたが、無言のままおじぎをして退出。騒動について語ることはなく、約50人の報道陣に肩透かしを食らわせた。

 2冊はほぼ同時期に発売された。「(出版が)夢だったので、めちゃくちゃうれしかった」と素直に喜んだ。どちらも両親や家族のことが多くつづられている。「あまり書かないつもりが結構、書いていた(笑い)」。父については「家族に一番、甘えたいのに、あえて背中を見せている。父じゃなく、男として憧れている」と敬意を口にした。

 また、父から教わったことを聞かれると「まずは礼節ですね。あとは仕事をなめてかかったら、見抜かれる。そこが厳しさですね。うそはつけないです」と明かしていた。