米倉涼子(42)主演のテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜午後9時)が14日、いよいよ最終回を迎える。ニッカンスポーツコムでは12日から14日までの3日連続で、これまで放送した9話を振り返る特集を連載する。1回目は1話から3話を振り返る。(かっこ内の%は視聴率)

 ◆OPE.01(10月12日放送、20・9%) あらすじ 大門未知子(米倉涼子)は絶景の露天風呂へ足を運んだ際、乗車した路線バスの運転手・車田一久(松沢一之)が心肺停止状態に陥り救命措置した。その手はずを整えた謎の女こと志村まどか(大地真央)は、東帝大病院初の女性院長で、車田を転院させ、未知子を雇うことを決めたが、執刀医からは除外し、米国の世界的権威ジャイケル・マクソン教授に手術支援ロボットを遠隔操作して執刀するよう依頼。ただ、うまくいかず未知子が窮地を救う。一方、未知子が訪れたトンカツ店で目の前で倒れ、東帝大病院に搬送した有名ジャーナリスト・一色辰雄(升毅)との不倫関係が発覚し、まどかは院長を追われる。

 名ぜりふ 「何、言ってんの! 不倫がバレようが、立場がなくなろうが、1人の命救ったんだから、あんた、失敗していないよ」(不倫が報じられ、院長を追われたまどかに、未知子がかけた言葉)

 ◆OPE.02(10月19日放送、19・6%) 失脚していた蛭間重勝(西田敏行)が東帝大病院の院長に返り咲き、病院は金と欲にまみれた組織へと逆戻りし始める。ただ西山直之(永山絢斗)、伊東亮治(野村周平)ら若手医師は、院長回診をすっぽかすなどわが道を貫く。その中、院内で、みぞおちを押さえ倒れた女性が…。女性は伊東の母・不二子(中田喜子)だったが、伊東は無関心。不二子は極めて稀な進行胆のうがん肉腫だった。術前カンファレンスで高難度の術式を提案する伊東と、手術を拒否する不二子に、未知子は強烈な言葉を浴びせ手術に持ち込み、手術では伊東のミスまでフォロー。伊東は手術成功会見で、医者を辞めると宣言し、実際は未知子がオペしたと明かす。

 名ぜりふ 「要するに、自分の息子のこと、何1つ信用してないってことか…母親なのに」「私は諦めないよ」「あのさぁ…意地を張るのと覚悟を決めるのは別ものなんだよ」(手術を拒否する不二子と意地を張る伊東の母子に投げかけた未知子の言葉)

 ◆OPE.03(10月26日放送、19・0%)東帝大付属幼稚園園児の健康診断に訪れた未知子の前で園長・三鴨寿(平田満)が倒れた。肺の腫瘍を発見した未知子は、即座にオペすべきだと進言する一方、三鴨の担当医師の猪又孝外科副部長(陣内孝則)は薬で腫瘍を小さくする治療方針だった。三鴨がセカンドオピニオンを要求し猪又が怒る中、蛭間は猪又を執刀医、未知子を第一助手に指名も猪又は憤慨。未知子は三鴨の声のかすれに気づき、園児たちの指摘から猪又の見落としを見抜く。

 名ぜりふ 「私、セカンドオピニオンも失敗しないので」(甲状腺オカルトがんを見落とした猪又に言い放った未知子の言葉)