高橋ジョージ(59)が12日、「高橋ジョージ&THE虎舞竜」名義の新アルバム「原宿★ロックンロール★ヒーローズ」の発売記念イベントを都内で行った。

 オリジナルとしては6年ぶりの新作。目玉は、昨年3月に離婚した三船美佳(35)との間にもうけた長女(13)への思いを歌う「ロード~第十四章=愛別離苦」。

 「一日だって忘れた事はない これが親の愛なんだね…」「歯ブラシも靴も あのぬいぐるみも すべてあの時のままさ…」と、離婚前から3年9カ月も会えないでいる愛娘への思いをストレートに歌っている。

 この日は「毎日、娘の夢を見ます。でも先月13歳になったばかりの、成長した娘の姿をイメージができない。離婚してからは、写真が8枚送られてきただけ。会いたい…」。

 協議離婚が成立した際、(父と娘の)面会交流と財産分与の2点について、継続的に協議することになった。「財産分与は近々合意する。そうしたら、娘と会える気がする」。

 今年を表す漢字を聞かれると、迷わず「娘」を挙げた。「来年会えたらうれしい。そうしたら漢字が『喜』になる」。

 三船については、「未練はない。もう1度? それはないです。ヨリを戻すような愛はない」と復縁の可能性を完全否定した。

 三船が先月、元の自宅に荷物を取りに来たといい、「段ボールで20箱くらい荷物があった」。

 離婚原因として、一部で高橋のモラルハラスメント(精神的な暴力や嫌がらせなど)があったと報じられた。「もし本当にモラハラがあれば、自分がいる家には来ないでしょう」とあらためて否定した。

 離婚を機に体重が約10キロ減り、離婚騒動を通じて「女性を自由にすることを学んだ」。三船に対し、束縛の強い夫だったと指摘されたが、「娘にも、実際に会ったら、もう何も言わないお父さんでいいかな。『女性を自由に』。こう思うようになるのに、時間がかかりました」。

 三船が14歳の時に一目ぼれした。長女は来年、その年齢になる。「結婚? いいよ。(相手が)リーゼントだったら? 一緒にバンドを組める」とおどけ、「(自分と同じ)24歳上だったら? 全然大丈夫。平気です」と、うれしそうに話した。

 先日、長女と会えない寂しさを出演番組で訴えた。すると、「そういう泣き言をテレビで言わないように」と三船の代理人からクレームが寄せられたという。今回の曲でクレームが再び届く可能性を問われると、明言を避けた。

 最近は、バラエティー番組に引っ張りだこの高橋は今年は歌手デビュー35周年の節目。「これまで10年くらいはバラエティーをやってきたけど、これからは軸足を音楽に置いて頑張っていく」。来年は60歳。「日本武道館公演を目指す」と公私に充実した1年にしたいと決意をにじませた。