米倉涼子(42)主演のテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜午後9時)の最終回が14日、放送される。ニッカンスポーツコムの「ドクターX-」振り返り特集・第2回は4話から6話をおさらいする。(かっこ内の%は視聴率)

 ◆OPE.04(11月2日放送、19・1%)東帝大病院の外科医・森本光(田中圭)は、婚活パーティーで出会った女性と婚約した。その女性が勤務中に訪ねてきて、人気の結婚式場を予約できたと報告した途端、倒れる。未知子が処置に当たり、女性が重篤な肝臓がんを患っていると判明。手術しても自己再生できるギリギリの量の肝臓しか残せない状態だった。女性の名は内神田四織(仲里依紗)。医療界のトップ・日本医師倶楽部会長・内神田景信(草刈正雄)と同じ姓で、四織は内神田の前妻の娘であると告白。「森本先生以外の手術は絶対に受けない」と断言。未知子は森本に手術させ、インオペ(手術不能)ということで1度、手術をストップして時間を置くことで肝臓の再生を促す術式を選択し、再オペして成功。ただ、四織は内神田の名を語り医師をたぶらかした結婚詐欺師だと告白する。

 名ぜりふ 「病気を診ないで患者を診る? 患者ってさぁ、治してもらいたくてここに来てるんじゃないの?」(弱気な逃げの発言をした森本を一喝)

 ◆OPE.05(11月9日放送、20・8%) 蛭間院長は、内神田から最先端の人工知能診断システム「ヒポクラテス」を使った症例を打ち上げるよう提言され、忖度(そんたく)し、従おうとするが、外科副部長・鳥井高(段田安則)は、AIによる診断に懐疑的な姿勢を見せる。そんな中、世界最強の将棋ロボットと対局中だった若き天才棋士・五反田五郎(間宮祥太朗)が腕のけいれんを起こし、意識を失い搬送されてきた。脳腫瘍の可能性が高かったが、MRI画像では断定できない。その中、鳥井は自説を曲げ、ヒポクラテスの診断結果を提示し脳膿瘍(のうよう)だと特定するが、未知子(米倉涼子)は「何か違う」と反論。海外でレアな豚肉を食べたという五反田の腕に吹き出物を発見し、脳内に有鉤嚢虫という寄生虫がいることを突き止め、オペして成功した。

 名ぜりふ 「私、診断も失敗しないので」(ヒポクラテスの診断結果を頼った鳥井を一刀両断)

 ◆OPE.06(11月16日放送、20・7%)未知子は、フリーの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)と中華料理店でギョーザを食べ、残った1個を先に食べたことでケンカする。一方、博美は政治家の患者から術後経過が遅いとクレームを入れられた猪又から責任をなすり付けられた揚げ句、根回しされて病院に出入り禁止にされた。その中、2人が足を運ぶ中華料理店の店主・六浦良夫(平泉成)の妻・敦子(松金よね子)の手術を前に、良夫の膵臓(すいぞう)が深刻ながんに冒されていると判明。未知子は根治には全摘手術が必要と主張も、猪又の猛反対を受け、神原名医紹介所の所長・神原晶(岸部一徳)の力を借り、博美の出入り禁止を解こうとするが博美からも拒否される。その中、未知子は猪又が六浦の手術をしている手術室に殴り込み、麻酔科医がいない中、みずから麻酔までして術式を2度も変更。その後、海老名敬副院長(遠藤憲一)の根回しで病院に戻った博美と再タッグを組み成功。

 名ぜりふ 「患者のオーダーは、まず助かることだろ!!」

 「私、麻酔も出来るので」(手術室で猪又を真っ向からぶった切る)