漫画家の小林よしのり氏(64)が、ダブル不倫疑惑を報じられた山尾志桜里衆院議員(43)を批判した俳優の坂上忍(50)らを「『魔女狩り』を扇動する悪人」と厳しく非難した。

 小林氏は13日、「魔女狩り野郎『バイキング』を叩け!」という過激なタイトルでブログを更新。自身が支持している山尾氏の不倫疑惑を取り上げた同日放送のフジテレビ系「バイキング」の内容について「山尾志桜里氏に対して、『袋叩き』というほどの罵詈雑言を吐き散らしていた」と指摘し、「公共の電波を使って、一個人に対して、あれほど誹謗中傷していいものだろうか? あの出演者たちは、正義の味方のつもりか?山尾志桜里は悪か?どんな罪を犯した? 仮に不倫をしていたとしても、それは犯罪か? 現代の日本には姦通罪があるのか?」と問い掛けた。

 山尾氏を批判したMCの坂上や、コメンテーターとして出演した俳優梅沢富美男を「坂上忍や梅沢富美男は、悪を成敗してるつもりなのか? 本人が不倫を否定したら、おまえたちは『自白を強要』するつもりか? 被疑者に対して、刑事が寄ってたかって『自白強要』したとしたら、刑事の方が悪ということになるが分かるか? おまえたちは『集団リンチ』をしているのだぞ。 お前たちの目から見て、生意気な女を『集団リンチ』してやりたいという残虐な心理がはたらいているだけじゃないか!」と非難した。

 さらに小林氏は同番組に対しても「放送倫理に違反していると思う。BPOに訴えるべきではないか? 公共の電波を使って、特定個人の人権を徹底的に無視した罵詈雑言を繰り広げ、名誉と人格を貶めることが許されて、いいはずがない」と怒りをあらわに。「あの番組の制作者と、坂上忍と梅沢富美男こそが、『魔女狩り』を扇動する悪人である!」と断罪した。