俳優太川陽介(58)が14日、妻藤吉久美子(56)の不倫疑惑が一部で報じられたことを受け、東京・新宿区の所属事務所・サンミュージックで会見を開いた。

 太川は藤吉と宮崎県内のホテルの同じフロアに宿泊した大阪・朝日放送の50代男性テレビプロデューサーが、藤吉が個人で開催しているライブを手伝ってくれる存在だったと明かした。ホテルの同じ部屋で一夜をともにしたのは「(マッサージを)やってもらい、そのまま寝ちゃったと」と説明した。会見の主な一問一答は、以下の通り。

 太川 もう…本当に、うちのバカモンが、本当にバカモンが軽率な行動を取って、こういう騒ぎになってしまって本当に申し訳ありません。土曜日(9日)の午後に犬を抱っこしてテレビを見ていたらピンポンが鳴って「『週刊文春』です。奥さんが不倫しているみたいです」と…ショックで、その時、何を聞かれたか覚えていないほどショックだったんですけど。かみさんが帰ってきて、ちゃんと説明しなさいと言って、説明を始めた。1つ、聞く度に「バカモン、何やってるんだ!」の連続で…。ホテルの1件は、聞いたときに「それは駄目だよ…駄目でしょ」と…。最後まで説明を聞いたんですよ。そして最後に「とにかく、疑われるような軽率な行動を取ってごめんなさい…本当にすみません。そういうのじゃないから、信じて下さい」と彼女が言うんで、「よし、分かった。信じる…でも、大変だぞ、これから。誰が見たって、誰が聞いたって…そう思うのだから、世間から厳しい目で見られる。本当に大変だから。でも、もう守るから、大丈夫、終わり!」と。我々の中では、そういう話になって…なので、さぁ、どうぞ質問を!

 -ホテルの1件は、どういう説明?

 太川 向こう(宮崎県)のイベントで、お姫さまの格好をしてパレードに出た。全部衣装を着て相当、疲れただろう。彼女のことだから、ファンサービスを頑張ったんでしょう。とにかく、クタクタで…ものすごく(体が)バキバキになったみたい。終わってから何時間か、地元の人でマッサージを出来る人にやってもらったんだけど、それでも駄目で、部屋に帰った。翌日のコンサートの用意があって、その方に「こんな状態なんで(マッサージを)やってもらいますか」と(部屋に)来てもらった。彼女、動けないくらいだったらしくて、心配して、その人は隣で見ていて、そのうちに久美子が寝ちゃって、その人もそのまま寝ちゃったという説明…疑うよね!

 -普通、ありですか?

 太川 普通、ないよ!!

 -追及はしない?

 太川 「でも、そういうことはありません」って言った。「絶対、僕には言ってよ」と言った。

 -記事は?

 太川 (妻と話す前に)記事は読んでない。昨日、見ましたけど。僕は、とにかく信じている。ないと言うんだからないと。

 -相手の男性と面識は?

 太川 面識は1度もないです。話では本当に世話になっていると聞いている。ずいぶん前に「紹介したいから」と言われたけど…僕はとにかく、彼女のライブには一切、最初から関わっていない。1回も行ったことがない。

 -どうして?

 太川 怖くて、行けないですよ! もう10年以上前に、彼女は合唱団に誘われて入り、歌い始めた。とにかく、はっちゃって合唱団に3つ、入った。ゴスペルのチームも3つ、掛け持ちして、しまいにはオペラの合唱団に入って、ウィーンに行って歌うとか…歌に入っちゃった。仕事のない時は歌のレッスンに行って…まぁ、全て歌です。「もうちょっと、家事もしなさいよ、趣味にそんなに時間を割いていないで」と言って…僕も、そんなに快く思っていなかったら、3年くらいにライブをやると。カラオケに行って歌は知っているから…。

 -歌は上手だと

 太川 そう? 上達しているんですね。お金を払って(客に)来てもらうような歌じゃないんだからと。会場も割と格上のライブハウス。恥ずかしいから、聞いた時に、僕は一切関わらないと言った。

 -だから男性プロデューサーに手伝いをお願いした?

 太川 僕は別にお願いしていない。やってもらえる人がいるとは聞いた。

 -打ち合わせを兼ねてマンションに行くとは聞いた?

 太川 それは何度かは聞いた。合いカギを持っているというのは初めて聞いたけれど…それにも理由があった。

 -報道を聞いた時の感情は

 太川 最初は「何やってるんだよ!!脇が甘いなぁ」と思わず言った。

 -合いカギを持つ関係は特別ではないか?

 太川 思います。ライブは個人の活動でやっている。周りの人も、みんなボランティア。いつも満席にするくらいやっているし、ポスターも毎回、作って、グッズも売って、とても個人でやる規模じゃないのをやっている。あの子(藤吉)の性格だから、みんなに申し訳ない…自分が空いている時は自分で行ってやると言って(ライブの準備をしに)行っていた。出来るだけ、相手の人がいる時に行っていたんだけど、なかなか時間も合わなかったりして、やらなきゃいけないことが多い。先方が「いない時も(マンションの部屋を)使って良いですよ」と(カギを)もらった。そういう時は使わせてもらって、そうじゃない時は返して、忙しくなると「すみません」借りるみたいな感じで持っていたと

 -太川が駅まで車で運転して(送って)その後、地下鉄に下がって、また上がって…秘め事のような行動ジムに行くと言っていたが

 太川 ジムに行くつもりだったみたい。予約が取れなかったのか、その後、日展に行くという約束があったから結局、ジムに行かなくなったから予定を早めようと連絡したら「都城でやったことの決算をやっている」と聞いたから「私もやれることがあったら」と言って(マンション)行った。

 -信じた?

 太川 僕…だって本当に聞いたもん! だって最初、本当に疑うからさ! もう、僕の方が細かく聞いているよ!事情聴取みたいに3、4時間…そうしないと納得できないからさ。全て聞かないと納得できない。

 -藤吉の表情は?

 太川 一生懸命、思い出しながら記憶をたどるように言っていた。表情は真剣にちゃんと…。

 -涙は見せた?

 太川 ない。僕は「バカモンと」言っただけで、1度も声は荒げてない。「(男性とは)何もありません」と言ったので、そのまま…。

 -合いカギを持って入る関係はこれから続く?

 太川 こんな風になって続くわけないでしょ。

 -関係性を変えてもらう?

 太川 次のライブは、もう全くスタッフを一新して…それは、もちろん。これだけ、みんなから疑惑の目を向けられて…それは、もう無理でしょう。

 -藤吉は納得した。

 太川 もちろん、もちろん。

 -男女の関係はないとはっきり言った?

 太川 言いました。

 太川は、藤吉の個人ライブのスタッフなどを一新する考えを強調した。【村上幸将】