俳優船越英一郎(57)と調停離婚が成立した女優松居一代(60)が15日、都内で会見した。

 「12月13日の第2回目の調停で、厳粛な約束が交わされました。12月16日まで他言してはいけない、公にしてはいけないという約束でした。ところが、昨日のあるスポーツ新聞の1面で(離婚の)記事が載って、昼頃に(船越の)ホリプロ様の書面が届いたと存じます。私はネットニュースを見て、うそだろ、と思いました。厳粛に公にしないとお約束していたのに、腰を抜かすほどびっくりしました」と振り返った。

 そして「12月13日に離婚が成立しました。やりました。本当にうれしい」と話した。

 船越と松居の調停離婚成立は14日、船越の所属事務所のホリプロが発表した。13日、東京家裁で行われた2回目の離婚調停で合意に達したという。

 ホリプロによると、調停には2人が出席。慰謝料の支払いや財産分与はなく、船越が費用の一部を負担して建てた都内の自宅は、松居が船越の持ち分を買い取る。一部で「財産分与について、松居側が船越側の財産を買い取る方向で合意した」と伝えられたことについては否定、財産分与の趣旨はないとしていた。

 松居は日刊スポーツの取材に「最高裁まで争います」と話すなど、強気の姿勢を見せていたが、泥沼化とみられた離婚騒動は半年足らずで決着した。14日、ブログでは「実は約束ごとが破られた。調停委員の前でお約束したこと」などとつづっていた。

 今年6月28日に船越側が離婚調停を申請したことが、7月に入って週刊誌で報じられた。同時に松居は、動画投稿サイトやブログで船越の不倫疑惑などを繰り返し訴え糾弾、泥沼化の様相を呈してきた。ホリプロは、離婚調停の事実は認めたが、松居が主張する船越のプライベートについては否定、さらに名誉毀損(きそん)などによる損害賠償を求めて提訴し現在も係争中だ。