米倉涼子(42)が、主演のテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜午後9時)最終回の放送から一夜明けた15日、「この作品から多くの経験とかけがえのない出会いに巡り合うことができました」などとコメントした。

 また午後10時2分に記録した毎分最高視聴率28・9%、全10話の平均視聴率20・9%ともに今年の全連続ドラマで最高を記録した。

 米倉は同局を通じ、感謝のコメントを発表した。

 「本当に本当に最後まで見てくれてありがとう! 皆様に愛されたドラマになりました。私もこの作品から多くの経験とかけがえのない出会いに巡り合うことができました。関わってくださったキャスト・スタッフ、そして『ドクターX』を最後まで見てくださった全ての皆さんに心から感謝します」

 14日放送の最終回は同時間帯トップ、同日全時間帯トップとなる視聴率25・3%を獲得した。毎分最高視聴率は、午後10時2分の28・9%だった。ステージ3の後腹膜肉腫で余命3カ月と判明した未知子の手術に臨んだ、若手外科医西山直之(永山絢斗)が手詰まりになったところで、神原名医紹介所長の神原晶(岸部一徳)が現れ、想定しうるあらゆる事態と対応策を含め、未知子が自らの手術の術式を記したノートを読み上げた場面だった。この視聴率は、今年放送された全ての連続ドラマで最高となった。

 さらに、テレビ朝日系の「木曜ドラマ」としても歴代3位の視聴率となった。16年12月22日放送の「ドクターX」第4シーズン最終回で22・8%を記録したが、さらに上回る高視聴率となった。系列局でも、全局で20%超えは7局を記録。中でも、静岡では31・0%、名古屋では27・2%の高視聴率を記録した。

 全10話の平均視聴率は20・9%となり、今年放送された連続ドラマの中で最高の全話平均視聴率となった。

 テレビ朝日「木曜ドラマ」の歴代最終回視聴率は以下の通り

 (1)14年12月18日「ドクターX~外科医・大門未知子~」第3シリーズ 27・4%

 (2)13年12月19日「ドクターX~外科医・大門未知子~」第2シリーズ 26・9%

 (3)17年12月14日「ドクターX~外科医・大門未知子~」第5シリーズ 25・3%

 (4)12年12月13日「ドクターX~外科医・大門未知子~」第1シリーズ 24・4%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)

 第5シリーズ最終回のラストは、東帝大で手術を受けた未知子が、晶とともにキューバに渡り、同医学部外科医局退局後に留学したクバナカン医科大学の教壇に立った後、手術室に入るところで終了した。