マツコ・デラックス(45)が、安倍晋三首相がインスタグラムを新設したとの話題に「『いいね』ってのんきにやってる場合ではない」とくぎを刺した。

 安倍首相は15日、インスタグラムを新設。3年前に「笑っていいとも!」に出演した際のネームプレートと写真を添えて、「2018年いよいよInstagram始めます」と宣言した。フォロワーは18日午後6時現在で6万人を超え、最初の投稿には2万5千件を超える「いいね!」が押された。

 18日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」はこの話題を取り上げ、コメンテーターの若林史江氏は「首相が何をやっているか国民に広く知らせるのってすごく大事なこと。テレビで報道されているのと、首相が何の仕事をしているのかっていうのの開きが大きすぎるというか、くだらない報道の方が多くて、わたしたち国民は自分の国の総理大臣がどういった行動をして、どういう外交をして、どういうことをしているのか知るべき」と、首相によるインスタグラムでの情報発信に肯定的だったが、マツコは「超、安倍寄りのこと言ってるじゃない」とチクリと刺した。

 マツコは「インスタとかSNSってものすごい操作できる」と指摘し、「都合のいいようにそれだけを信じるっていうのは違うかなと思う。フェイクニュースである可能性もあるわけじゃん」と受け手のリテラシーが必要だとした。

 さらにマツコは、ツイッターで発信しているトランプ米大統領を引き合いに出し、「トランプさんだってそういうやり方をしているわけじゃない? 『これが真実だ』って言ってるけど、それが真実かどうかはわからないわけじゃない。(安倍首相は)トランプまではしないよね?ってみんな思ってるけど、誰が何をしてるかなんて私たちは知る由もないんだから、それを『わーインスタいいね、いいね』ってのんきにやってる場合ではないよね」と話した。