1990年代初め、当時16歳だった女性が、米俳優シルベスター・スタローン(71)に性的暴行を受けたと主張。警察に届け出たため、事件が時効であるにも関わらず、警察は捜査を開始する予定であることがわかった。

 警察関係者が米情報サイトTMZに明かしたところによると、スタローンは告発の内容について否定しているが、警察は訴追するに十分な事件かどうかを判断するため、捜査を行い、その結果を地検に提示する予定という。

 カリフォルニア州では性的暴行罪の時効による消滅期間は10年だが、警察関係者らが同サイトに語ったところによると、最近の状況では、警察は時効にかかわらず、性的暴行などのすべての告発を調査しているという。

 一方、スタローンは1990年に告発者の女性とオフィスで会ったことを認めているものの、告発者が虚偽の届け出をしていると主張しており、警察に苦情の届け出を出すつもりだと語っているという。

 警察関係者によると、これから捜査が始まろうとしているが、27年前の事件に関する証拠や目撃者を探すことは非常に難しいとの見方を示しているようだ。(ニューヨーク=鹿目直子)