欅坂46のメンバー20人は、レーザー光線が舞うステージで「不協和音」を披露した。途中で原田葵(17)が肩車されるなど、激しいパフォーマンス。サビの前で、センター平手友梨奈(16)が「僕は嫌だ!」と叫ぶと、呼応するようにメンバーたちがキレのあるダンスを披露した。

 今年4月発売のシングル「不協和音」は、「僕には僕の正義があるんだ」など、体制への反抗を表現した歌詞があり、枝野幸男立憲民主党代表にも歌われるなど、幅広い層から支持された。総合司会の内村光良(53)もその1人で、バラエティー番組で「不協和音」のダンスを披露したこともある。この日、欅坂46歌唱前に、紅組司会の有村架純(24)から「内村さんは一緒に踊らないんですか?」と背中を押された内村は、一度は断った。だが歌唱後、「かっこよかった~! やっぱり一緒に踊りたい」と悔やんだ。

 その後、NHKのコント番組「LIFE!」で扮(ふん)するキャラクター「三津谷寛治」として内村が「内村の夢をかなえよう!」とスピーチする映像が流れた。すると、ステージに再登場した欅坂46とともに、内村も現れた。「不協和音」のラストのフレーズを一緒にパフォーマンスし、キレのあるダンスを披露。肩で息をするセンター平手を気遣って、隣から「大丈夫?」と声をかけ、うなずかれるシーンもあった。

 鈴本美愉(20)はパフォーマンスの終盤で倒れそうになり、渡辺梨加(22)に支えられた。平手もパフォーマンス直後、ステージに崩れ落ちた。2人はメンバーたちに抱えられ退場し、舞台裏に運ばれた。