俳優の保阪尚希(50)が、90年代に人気絶頂だった当時の収入や、人気俳優になるために実行していた“戦略”を明かした。

 保坂は18日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」に出演。13歳でスカウトされて芸能界デビューし、90年代には多数のドラマや映画に出演して「平成新御三家」などと呼ばれるまでになったその活躍の裏側を語った。

 アイドル的な俳優とは毛色が異なり、ロン毛で鋭い目つきをした暗い役柄を演じることが多かった保坂だが、それは俳優として仕事を得るための“計算”だったという。「どっちかっていうと人が嫌がるような役をずっとやってきた。そういう役をやるとCMが来なくなる。僕らの仕事ってCMを取りに行く仕事なんですよ。CMって1日で1~2年分を稼ぐんで、自分を企業として考えたら利益率の高い仕事をするべきで、そこを狙っていくためにはイメージの悪い仕事はしないっていうのがセオリー。でも僕はそういうイメージの悪い仕事ばかりやってたんで、(ほかの俳優と)バッティングがなかった」と語った。

 人気俳優になるとギャラも倍増。バブルだった当時、ドラマ1本の出演料は500万円くらいが相場だったという。保坂は1クールに6本のドラマを掛け持ちしていたと明かし、番組は最高月収1億2000万円と試算した。

 当時は常にカバンに2000万円の現金を持ち歩いていたという。酒もタバコもやらないが車好きだという保坂は「歩きながら車をパッとその場で買うんですよ、キャッシュで。マックスで気がついたら38台ありました。月極駐車場を全部借りたんですけど、気がついたら入り切らなくなった」と豪勢な生活を振り返り、出演者たちを驚かせた。