元宮崎県知事の東国原英夫氏(60)が、18日発売の「週刊文春」で看護師との不倫交際疑惑を報じられた音楽プロデューサー小室哲哉(59)について「法的に罰を受けている人間としては、あるまじき行為」と厳しい見方を示した。

 19日放送のフジテレビ系「バイキング」は、小室の経歴を紹介。90年代に小室ブームを巻き起こし、一時代を築いたが、ブームが失速すると華々しい活躍から一転。09年には5億円の詐欺事件で有罪判決を受けた。さらに11年に妻でglobeのボーカルKEIKOがくも膜下出血に倒れて以降、リハビリを献身的に支えてきた小室に、東国原氏は「僕が言えた義理じゃないんですけども、大変な人生だなぁと思います」とため息をついた。

 ただ東国原氏は、小室が詐欺罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた当時、すぐに音楽活動を再開したことに違和感を抱いたという。東国原氏は有名人が有罪判決を受けた場合には「せめて執行猶予くらい、あるいは懲役3年なら3年くらいはおとなしくしておきなさい」と持論を展開。「言い分はいろいろあるかもしれないけど、判決は下ったわけです。それは社会的制裁なんですよね、それを食らったにも関わらず3年間も謹慎できないのかな」と不信感を覚えたと語った。

 東国原氏は、この事件で苦しい境地に立たされた小室をKEIKOが支えたとされることについて「いい話だなと思っていた」としたが、今回の不倫疑惑報道を受け、「やっぱり裏切り行為があったということは、この方はそういう人間なのかなと思ってしまわざるをえない。人道的に倫理的にということをこの方に、芸術家に求めても仕方がない、でも有罪判決、法的に刑事的に罰を受けてる人間としては、あるまじき行為なのかな」と私見を述べた。