音楽プロデューサー小室哲哉(59)が19日の会見で語った内容について、ジャーナリストの木村太郎氏(79)らフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」の出演者から批判の声があがった。

 小室は「週刊文春」で看護師女性との不倫疑惑を報じられたことを受け、都内で記者会見を開き、「僕なりの騒動のケジメとして引退を決意しました」と引退を宣言した。また会見では、くも膜下出血で11年10月から療養中の妻KEIKO(45)の現状を語り、脳の障害から「大人の女性に対してのコミュニケーション、会話のやりとりが出来なくなった」と夫婦関係を説明した上で、「ちょっと疲れ始めてしまった」と介護疲れを吐露した。

 「グッディ」では会見の模様をオンエアし、安藤キャスターは「ご自分がどれだけ具合が悪いかっていう部分で、精神的なサポートのA子さんが必要だったということの弁明会見という印象」とチクリ。「小室さんはKEIKOさんに話しかけても大人の女性としての返答がないことが物足りなかったっていう感じだったんですけど、じゃあKEIKOさんの気持ちはどうなの? っていう。そこらへんが出てこなかったのが引っかかった」と指摘した。

 トレンディエンジェルの斎藤司は、小室が自身の体調が悪いことを強調したことについて「“風邪引いてるときお母さん優しい理論”をふんだんに使ってきた」と独自の言葉で表し、「体調悪いからっていう話が9割で、1割くらいが今回の(不倫疑惑報道)件だった。保身というか、その感じが見て取れた」と私見を述べた。

 また木村氏は、小室がKEIKOの病状などを会見で語ったことについて、「『(疑惑の女性とは)何もなかったんだ、文句あるか』って言えば一言で済む話を、KEIKOさんの話をあそこまで、プライバシーの話を他人に披露することなのかな。ちょっと許せない感じがします。自分の奥さんを口実に言うっていうのはありえないこと」と厳しく批判した。