関西テレビ(カンテレ)の福井澄郎社長が19日、大阪市内で新春恒例の社長会見を開き、87年から31年、「大阪国際女子マラソン」(今月28日開催)のテーマソングを書き下ろし、今年で最後になる「THE ALFEE」にメッセージを送った。

 通算31曲目の今年のテーマ曲「勇気凛々」をもって、大会ソングから“卒業”が決まった「THE ALFEE」に、福井社長は「次のステップへ進むため、いったん、ひと区切りをつけてもらうことになった。これまで本当に感謝しています」。福井社長は、同大会を「エリートランナーを育てる使命がある」と位置づけ、東京五輪へ向けて「選考方法も変わってくる」ことから、ひとつの節目になると考えたという。

 また、大会に先立ち今月22日深夜1時28分から「THE ALFEEが奏でた42・195kmの旋律」(関西ローカル)の放送も発表。同グループは87年の第6回大会「夢よ急げ」から、テーマ曲を送っており、番組ではメンバーが31年を振り返る。

 高見沢俊彦(63)は、初めて手がけた87年へ思いをはせ「大阪城をバックに雪が降っていて、僕らの楽曲とレースが合って、ものすごく美しく見えた。映画のワンシーンを見ているようでした」とコメント。

 「僕らも2018年で結成45周年。長い道のりを僕らも走ってきたし、マラソンの選手たちも42・195キロの長い道のりを走っていく」と続け、楽曲提供を続けてきた思い入れの強さを表現した。