つかこうへい作の舞台「熱海殺人事件 CROSS OVER45」(2月17日~3月5日、東京・新宿紀伊国屋ホール)の公開稽古が23日、都内で行われた。

 1973年(昭48)の「熱海-」初演から45周年にあたり、つか氏の弟子の岡村俊一が演出する。昨年に続いて木村伝兵衛部長刑事役の味方良介(25)は「45年の思いを背負いながら、僕らの『熱海』を作りたい」。昨年AKB48を卒業し、警官水野役で本格的な女優初仕事となる木崎ゆりあ(21)は「初仕事がこれで良かった。個々の勝負になって、自由でやってます」。新米刑事の熊田役のお笑いコンビ「ノンスタイル」石田明(37)は「接触事故じゃなく、殺人事件で良かった。この舞台は変な人じゃないと無理なので、みんな変な人が揃った」と笑った。