第60回ブルーリボン賞の各賞が23日、東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成)から発表された。斉藤由貴(51)は「三度目の殺人」(是枝裕和監督)で助演女優賞を獲得。昨年は不倫騒動に揺れたが、演じることの喜びや周囲の応援をあらためて感じる作品となった。授賞式は2月8日、東京・霞ケ関のイイノホールで行われる。

 -受賞の感想は

 うれしくてたまらないです。あの作品の中では、広瀬すずちゃんが、助演のメーンでいらしたので、私の仕事に対して、評価をしていただけるのは光栄。実際に賞に結びつくとは予想だにしていなかったので、本当に驚きました。

 -どういうシチュエーションで受賞を聞いた

 三谷(幸喜)さんの舞台にゲスト出演したんですけど、舞台稽古の日に。マネジャーさんが車の窓越しに。ノミネートされたことは知ってます、と答えたんですが、そうじゃなくて…といわれました。

 -32年前、「雪の断章 -情熱-」で新人賞

 まだまだ新人でしたし、受賞するまでの経過や、どれだけたくさんの作品が関わるかとか、選ばれるまでの経緯は知らず、ただ「受賞しました」と…。この仕事を始めて33年になりますが、今は、どれだけ多くの作品から選ばれるのかとか、ある程度、経緯も想像できるので、重みをすごく実感します。

 -授賞式の記憶

 覚えてないです。女優業もやってましたけど、アイドル業もやってました。どれだけ忙しいかがステータスになるような時代。わりと日頃からもうろうとしているような時代でしたので、賞をいただいてありがとうございます、という印象くらいしかないですね。