ダウンタウン松本人志(54)が35年ぶりに小学校時代の漫才トリオの元相方と再会した。「最初の友達やった」という同級生との感動の対面に声を震わせる一方で、笑いの「原点」を教わったことを明かした。

 昨年末に行われたABCテレビ「松本家の休日」(土曜深夜0時5分、関西ローカル)の思い出巡りシリーズ第4弾のロケで再会が実現。小学校時代、松本が生まれて初めて結成した漫才トリオ「コマ第三支部」。メンバーの1人、森岡さんが経営する大阪市内の中華料理店を訪れた松本は再会の瞬間、「森岡、森岡やんか…」と感極まった表情を見せた。

 「コマ第三支部」は同級生の3人組。松本、人気者の伊東少年、口べたの森岡少年がメンバーだった。クリスマス会などで漫才やコントを披露すると大ウケ。トリオのテーマソングまであった。

 ♪木ゴマはやさしい、鉄ゴマニッコニコ、プラスチックゴマは貧弱だ♪

 トリオではプラスチックゴマの役割だった森岡さんと再会した鉄ゴマの松本は「コンビを組んでいたけど、一言もしゃべれへん。(森岡さんが)初めてしゃべったのが7歳」と笑いを取りながら思い出を語る。

 「あるとき、よう考えたら、森岡はいるか? ネタは(伊東と)2人で考えている。森岡なしでやろう」。トリオを“解消”して2人だけで立った舞台では「むちゃくちゃスベった。あんときに、森岡みたいなのがいることでバランスがとれる。オレと伊東はボケたいボケたいで、間もクソもなくなってしまう」と振り返り、お笑いに目に見えない大事なことがあることを教わったという。松本は「小学校4年でそれに気づくのってエグくない?」と独特の言い回しで表現した。

 共演のたむらけんじから「もし気づかなかったらいまの兄さんないかも」と振られると、松本は「ないかもしれへんで」とポツリ。

 松本にとって物静かな森岡さんは初めての親友だった。きょう3日放送分では再会シーン、2人が親友になった知られざるエピソード、松本の小学校時代のちょっぴり恥ずかしいエピソードも披露される。