ものまねタレントのコロッケ(57)が21日、都内のコロッケミミックトーキョーで、新作ものまね発表緊急記者会見に出席した。

 新作ものまねは「ものまね無音ロボットダンス」と名付けられた新境地だ。本格的なダンサーをバックに無音ダンスを披露しつつ、ロボットダンスで五木ひろしらのものまねをするという複合技だった。きっかけは「流行ものを取り入れようと思ってテレビを見ていて、三浦大知くんの無音ダンスをやってみようと思った」といい、「本人に許可はいただいていません。そんなツテもありませんから」と笑った。

 同所はコロッケプロデュースでこの日、2周年を迎えた。同所設立の目的は若手育成にある。「ものまね芸人やタレントがパフォーマンスをする場所や機会が無かった。この2年でその方向性は見えてきた」。ものまねにダンス、落語などを付加することでコロッケ流エンターテインメントは作られているが、その精神は同所の若手に受け継がれている。

 同氏はプロデューサーのため、ステージに立つことはほぼない。しかし、後輩たちに背中を見せるという意味で3月30、31日、舞台に立つことも発表されている。「今日発表した新作ものまねもやりますが、若手とコラボもしたいですね。コラボは後輩育成になりますから」と話した。

 また、チャリティー活動として、老人ホームなど介護施設生活者やスタッフを無料招待することを発表した。「阪神淡路大震災の時に桑名正博さんに声をかけていただき、人の役に立てるとはどういうことかを教えていただきました」といい、「今年は『笑いの介護』をテーマにやっていきたい」とアピールした。

 同氏はものまねを「喜んでいただく気持ちを忘れないこと」とまじめな表情で話したが、「ご本人には無理でしょうけど」とすぐに表情を崩した。