世界3大映画祭の1つ、ドイツで開催中の第68回ベルリン映画祭で23日(日本時間24日)、行定勲監督の「リバーズ・エッジ」が、国際批評家連盟賞を受賞した。行定監督は10年にも「パレード」で同賞を受賞しており、日本作品としては14年の坂本あゆみ監督の「FORMA(フォルマ)」以来4年ぶり。

 「リバーズ-」は岡崎京子さんの漫画が原作で、女優の二階堂ふみらが出演。高校生たちのむき出しの欲望や孤独感、寂しさなどを、セックスや暴力シーンを交えて大胆に表現した。

 行定監督は「私にとっては冒険ともいえる試みを評価してくれたベルリンにまた背中を押された気持ちです。岡崎京子さんの描いた世界とそのすごさが世界に認められたことを誇りに思います」とのコメントした。

 「リバーズ-」は、特色ある作品を集めたパノラマ部門の開幕作品として上映され、日本では公開中。