ゲスの極み乙女。のボーカル川谷絵音(29)との破局後に心機一転、シンガー・ソングライターとして活動してきたほのかりん(21)が、5月9日にアルバムデビューすることが26日、分かった。アルバム発売を前に28日には新曲「ふわふわ」を配信リリースする。

 「ふわふわ」はミディアムテンポの楽曲を柔らかなボーカルで歌う。しかも、どこか気だるそうな雰囲気。新曲配信を前に髪を金髪にするなどイメージチェンジも図った。

 歌詞は過去の自らの恋愛をもとに、現在の心情を歌っているという。だが、発売のフォーライフは「彼女の新しい一面を前面に出した。もちろん彼女の屈折感あふれた歌詞の世界観は大きな魅力。ありがちな恋愛感情の揺らぎを一筋縄ではいかない歌詞で表現している」と言い、その上で「彼女のシンガー・ソングライターとしての才能は計り知れないところがある」と話す。

 アルバムの題名は「ラブ・ミー・テンダー」。エルビス・プレスリーをほうふつさせるようなタイトルは、幅広い層に対しての訴求力を図りたい制作スタッフの思いもあるようで「10代の時に思い描いていた愛と、20代になって感じる愛をつづったアルバム作品になる」と言う。

 「好き、愛している」だけではなく、今どきっぽくない愛の価値観がちりばめられている。“こびない愛”“傷つけ傷つけられるのもまた愛”だという。そんな、ほのか本人の感じる“愛”というワードを中心に、ほのかりんの“愛”の世界観が全面的に出されている作品になっている。