乃木坂46、欅坂46の「坂道シリーズ」両グループが、今夏に、新メンバーを募集する合同オーディションを開催する予定であることが9日、分かった。合同オーディションは初めて。両グループはともにNHK紅白歌合戦に出場、女性人気も高く勢いに乗っているだけに、多くの応募が見込まれそうだ。

 アイドルに憧れる全国の少女らに、朗報が舞い込んだ。乃木坂46、欅坂46、そして欅坂46の妹分グループけやき坂46(ひらがなけやき)の3グループが、同時に新メンバーを募集するという。募集に先だち、各グループのメンバーが登場する「坂道合同新規メンバーオーディションセミナー」と銘打った説明会イベントを4月に各地で開催する。

 坂道シリーズでは、11年夏、乃木坂46の1期生のオーディションを開催。3万8934件の応募があり、36人が選出。生駒里奈(22)白石麻衣(25)ら「坂道」の礎を作った1期生を選んだ。乃木坂46には現在、3期生まで加入。15年に結成した欅坂46には、けやき坂46の1期生と2期生も加わった。乃木坂46は15年から、欅坂46は16年からNHK紅白歌合戦に出場中。ファッション誌で活躍するメンバーも多く、女性人気も高い。

 現時点では16年夏の乃木坂46の3期生オーディションの応募総数4万8986件が過去最高だが、運営関係者は「坂道合同オーディションとして、過去最高となる10万人の応募を目指します」と話す。

 乃木坂46、欅坂46、けやき坂46、各グループそれぞれの特色があり、幅広い人材が集まりそうだ。乃木坂46キャプテン桜井玲香(23)は「坂道グループには、アイドルの枠にとらわれないいろいろな活動の道が開かれていると思います。何かを表現したい、そんな思いを少しでも持っていたら、ぜひ応募してみてください!」と呼びかけた。