前衆議院議員で弁護士の若狭勝氏(61)は、学校法人「森友学園」への国有地売却問題をめぐる決裁文書書き換え疑惑問題を受け、官僚による文書の書き換え行為が「日常茶飯事」という現状を明かした。

 12日放送のフジテレビ系「バイキング」は、財務省による決裁文書書き換え疑惑を取り上げた。若狭氏はMCの坂上忍から「書き換えなんて、こんなこと、あるの?」と尋ねられ、東京地検特捜部副部長として政界汚職を追及してきた立場から「多くの国民の皆さんは官僚っていうのは、公務員っていうのは、キレイだと思ってますけど、書き換えとか手を加えるっていうのは実際はあるんです。大きい小さいはともかくとして、これまでにもまだ明らかになっていない公務員のこうした改ざんとか書き換えっていうのは枚挙にいとまがないぐらいにあります」と断言した。

 さらに若狭氏は「何かを書き加えるという意味で変更するのは抵抗があるんですが、書いてあるものを削除するというのは、実際の公務員の日常のこと。上司にあげて、『これちょっとまずいから削除しておいて』っていうのは日常茶飯事です」と説明。今回の財務省による文書書き換えが事実であれば「レベル的にはかなり悪質」だとした。