所属事務所「オフィス北野」から3月いっぱいで独立する、ビートたけし(71)が17日、MCを務めるTBS系「ニュースキャスター」(土曜午後10時)に出演し、14日に独立が明らかになって以来、初めてとなる公の場で独立について語った。

 番組冒頭、たけしはMCの安住紳一郎アナウンサー(44)の傍らですわりこんでうなだれた様子。。安住アナが話し始めると「始まっちゃった?」と立ち上がり、安住アナに「心中お察しします」と話しかけられると「オフィス北野は俺の事務所だよ。俺の事務所、俺が辞めて誰に文句言われなきゃいけないんだよ」と話した。続けて安住アナに「ウチこない? TBSの3倍払う」と持ちかけた。安住アナから「4月1日からは新しい芸能事務所に所属して、このままお仕事を続けるということで?」と聞かれると、「そう。何も変わってない。仕事を減らす訳でもなし、増やす訳でもなし」と話し、新会社「T.Nゴン」の名称の由来は「Tはたけし、Nは小説の主人公の名前で、ゴンは飼っている犬の名前」とした。

 たけしはフライデー編集部襲撃事件後、所属していた太田プロを退社。88年に、それまでテレビの制作現場で信頼関係を築いていた森昌行社長(65)とオフィス北野を設立した。「たけし軍団」と呼ばれる弟子タレントも所属しているが、たけしが屋台骨を支えている。16日にはたけし軍団の1人、ガダルカナル・タカ(61)が日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)の番組内で、たけしが独立にあたり退職金を受け取らず、加えて相当額の資金を残したことを明らかにしていた。