ビートたけし(71)が17日、TBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜午後10時)に生出演し、オフィス北野からの退社、独立について初めて語った。

 オープニング、うなだれて座っていたたけしは立ち上がると「オフィス北野っておれの事務所だよ! 俺の事務所を俺が辞めて、誰に文句言われるってんだ!」。同局の安住紳一郎アナウンサーに「うちに来ない? TBSの3倍払うから。ボーナスあり。社会福祉全部ついてて、結婚式の司会いっぱい取るから。あと、競馬中継、競輪中継ね」と、新会社へスカウトして笑わせた。

 今後の仕事に関して、たけしは「何も変わってない。仕事は減らすわけじゃなし、増やすわけでなし」と話し、同番組の続投も明言した。

 オフィス北野に残留するたけし軍団については「あいつらは得してんだ! 株あげたりね、お金何億もあげたんだよ。俺、退職金もらってないんだよ。3億円はもらえたんだから。だけど、頑張ってくれ、今、俺は1人でやることあるから、と」。

 軍団メンバーのガダルカナル・タカは、前日の情報番組で、たけしが相当額を運転資金として残したと話している。

 たけしは北野武として多くの映画を監督してきた。映画活動の今後を聞かれると「映画監督から切り替えて、AV男優になろう。また、情けないこと言っちゃった」と苦笑いした。

 たけしは15年秋、一部で愛人とも伝えられた18歳年下でビジネスパートナーとする女性と、新会社「T.Nゴン」を設立。昨年2月には同社代表に就任し、独立に向けて準備を進めていた。

 新会社について、たけしは「Tはたけし、Nは小説の主人公、ゴンは犬の名前」と話し「今、タレント1人しかいないから、よろしくお願いします」と話した。