TBS系で18日、嵐の松本潤(34)主演の日曜劇場「99.9刑事専門弁護士 SEASON2」(日曜午後9時)最終回(2時間スペシャル)が放送された。

 放送の最終盤に、「飛んでイスタンブール」などで知られる歌手の庄野真代が、本人役でゲスト出演したことがインターネット上で話題を呼んでいる。

 劇中では、松本演じる斑目法律事務所の弁護士・深山大翔が、99.9%有罪とみなされた案件の中にある0.1%の真実を追及する中、時折、ダジャレを繰り出しつつ状況を打開する。食事をする時も「いただきマングース!」などと言うが、2月25日放送の第6話では「いただきマスカレード! 庄野真代!!」と言い、すしを食べた。庄野の78年のヒット曲「マスカレード」をもじったダジャレとみられるが、最終回のオーラスで、木村文乃演じる弁護士の尾崎舞子が接見する被告人として、庄野が「マスカレード」と歌いながら登場。「(出身は)トルコです。5歳までイスタンブールにいました」と言うと、ツイッターでは「庄野真代さんが出た!」、「いただきマスカレード!」、「飛んでイスタンブール!」などのツイートが相次いだ。

 第9話では、斑目法律事務所に久世亮平(中島裕翔)と祖母トキ子(茅島成美)が訪れ、8年前の建造物放火及び亮平の母直美(竹内都)が殺された殺人事件で死刑判決を受けた、亮平の父貴弘(小林隆)の無罪の証明を依頼した。依頼を受けることは、「開かずの扉」と言っても過言ではないほどハードルが高い「再審請求」の必要を意味していた。

 深山らは裁判記録をもとに調べを進める中、事件が起きた当時、アパートに出入りしていた中原銀次(山本浩司)、海老沢晋(成河)、島津ヤエ(根岸季衣)の3人に話を聞き、ある矛盾に気付き、再審請求を行い、検証実験までした。火災当時に携帯で撮影された映像まで提示し、当時、女子生徒の体操着を盗んでいた海老沢が、犯行を隠そうとアパートに火を付けたという新たな事実を突きつけた。当初、再審請求を通さない姿勢を示していた東京地裁所長代行・川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)裁判長は再審を認め、貴弘に無罪判決を下した。その上、川上は、貴弘に死刑判決を下した最高裁判所事務総局事務総長・岡田孝範(榎木孝明)を追い落とし、後釜の座に就いて終わる。

 先への展開が期待できそうな終わり方、ラストに「深山たちは、今日も“たった一つの真実”を追い求めています 冤罪にお悩みの方はぜひ斑目法律事務所へ」とテロップが出たことから、ツイッター上では「映画化、希望」など続編を期待するツイートが相次いだ。放送後、30分で「#日曜劇場999」のハッシュタグをつけたツイートは15万件を超えた。

 そして、最後のテロップ「またお会いする確率 %」と書かれたテロップの横で、数字のテロップが回転したが「%」の数字は出ない、意味深な形で番組は終わった。