ヒップホップユニット「Hilcrhyme(ヒルクライム)」で「DJ KATSU」として活動し、大麻取締法違反(所持)の罪に問われた斎藤桂広被告(38)に静岡地裁は19日、懲役8月、執行猶予3年(求刑懲役8月)の判決を言い渡した。杉田薫裁判官は「所持量は約8グラムと多く悪質。多い時には週4回程度使用しており依存性の高さもうかがわれる」と指摘。一方で「親族が監督を誓約し本人も反省している」と執行猶予を付けた理由を述べた。

 同被告はこの日、ヒルクライムの公式ホームページで「脱退することを決意いたしました」と表明。「しばらく休んで自分自身を見つめ直したい」とした。06年のユニット結成から活動を共にしてきたボーカルのTOCも「まだ複雑な思いもありますが『更生して幸せになってほしい』ということです」と記したが、解散ではないという。