女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の20日放送の第141話が20・7%、21日放送の第142話が19・6%(ともに関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第114話の22・5%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、伊能(高橋一生)との別れを前に風太(浜田岳)は酒を酌み交わし、てん(葵わかな)と伊能はダンスを踊った。やがて戦火は拡大、芸名統制令によりリリコ(広瀬アリス)やキース(大野拓朗)らの洋風芸名は変更を命じられる。太平洋戦争が始まると芸人達には次々と赤紙が届き出征していった。北村笑店では万丈目(藤井隆)が突然倒れ、楓(岡本玲)に後を託し田舎に戻ることに。戦局は悪化し、役所より空襲の被害拡大を防ぐため南地風鳥亭を取り壊すという通達を受けた、てんや風太は撤回のため手を尽くすが万策尽き、立ち退くことになる。また隼也(成田凌)家族のところにも借家を取り壊すとの通達が来る。そして寄席の引っ越し作業を終え一息ついていた、てんの元に隼也の赤紙が届くという内容だった。