フリーアナウンサーの町亞聖(46)が文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜午後1時)の水曜パートナーを3月いっぱいで卒業することが21日、同番組で発表された。次回28日が最後の出演になる。

 町は2011年5月に日本テレビを退社しフリーに転身。2013年10月からゴールデンラジオに出演。メーンパーソナリティーの大竹まこと(68)を4年半に渡って支えてきた。番組は、大竹を先頭にバラエティーの領域にとどまらず政治、社会問題にも積極参戦し、同時間帯の聴取率トップの座を長く維持している。民放テレビ局の女性アナウンサーとして活躍しながら家族の介護経験もある町は、リスナー目線で番組を盛り上げてきた。

 町は、4月7日から同局で「みんなにエール!~障害者スポーツ応援番組~」(毎週土曜午前5時35分~5時50分)でキャスターを務める。新番組では障害者アスリートや障害者スポーツに関わる人を招くという。

 「ゴールデンラジオ」を卒業するにあたって町は「あっという間の4年半でした。10年ぐらい、ここにいるつもりだったんですけど」と寂しそうに語った。

 心機一転、4月から新番組でキャスターを務める意気込みも続けた。「この番組(ゴールデンラジオ)に拾っていただき、そして今回、文化放送さんで障害者スポーツに焦点を当てた取材ができる。母に障がいがあり、以前から障がい者を取り巻く問題を取り上げ、パラリンピックについても取材することが夢だった。諦めなければ夢がかなう。皆さん早起きして聴いてください」とアピールしていた。

 

 ◆町亞聖(まち・あせい)1971年(昭46)8月3日、埼玉県生まれ。立大文学部卒。1995年、日本テレビにアナウンサーとして入社し「あさ天5」「いつみても波瀾万丈」など担当。00年、報道局異動。情報エンターテインメント局勤務を経て今年5月退社。ホリプロ所属。血液型O。著書に「十八歳からの十年介護」(武田ランダムハウスジャパン)がある。