今年1月、ライブ演奏活動からは引退することを明かし、今年秋から3年間で300公演におよぶ引退ツアーを行うと発表した英歌手エルトン・ジョン(70)を、長年の友人である英歌手ロッド・スチュワート(73)が批判していることがわかった。

 21日夜、米ブラボー・チャンネルで放送されたトーク番組「Watch What Happens Live With Andy」 に出演したスチュワートは、ジョンの引退ツアーについて聞かれると、「彼にメールして言ったんだよ。“おい、またかい?”ってね。返事はなかったよ」と語った。

 さらに、「僕は、引退について口にしたことは一度もない。もし引退するとしたら、発表はしないで消えるね。別に大きな問題だとは思わない。これは、チケットを売るための策だと思う」と語った。

 これに対し、一緒にゲスト出演した米歌手シンディ・ローパー(64)が、「悪い考えじゃないと思うわ。私たちは、“これで最後”と言っておいて、もう1度、“たぶん、これが最後から2番目の引退ツアー”って言えると思うわ」と弁護すると、スチュワートは、「不正直だよ。それはロックンロールじゃない」と語っていた。(ニューヨーク=鹿目直子)