川栄李奈(23)が、笑福亭鶴瓶(66)がMCを務めるTBS系トーク番組「A-Studio」(金曜午後11時)の新サブMCに就任した。川栄がゲストで出演した23日の放送で発表された。川栄がトークバラエティー番組のMCを務めるのは初めて。

 川栄は同局で取材に応じ「15歳で芸能界に入った時に、地元の友達に冗談で『私、A-Studioに出た時、呼ぶから出てね』って言っていたんですよ。絶対に出られないって思っていたのに、アシスタントをさせてもらうのは夢みたいですごくうれしい」と感激の思いを口にした。。

 川栄と鶴瓶は、1月2日にテレビ朝日系で放送された「志村&鶴瓶のあぶない交遊録21」で1度、ドライブのロケをしたことがあるが、レギュラーとして共演するのは初めて。同番組のロケは17年末に行われ、鶴瓶はその直前に川栄の「A-Studio」サブMC就任の話を聞いていたものの、番組にゲスト出演する話までは聞いていなかったという。

 「A-Studio」は4月で放送10年目を迎えるが、川栄は30日放送のトーク名場面集で卒業するモデルのemmaに続く、10代目のサブMCとなる。4代目の本田翼と5代目の波瑠は、サブMC卒業後にゲストとして登場したことがあるが、ゲスト出演した後にサブMCに就任するケースは初めてだ。

 収録は、松坂桃李が出演する4月6日放送回と、杉咲花が出演する同13日放送回の2回分を済ませている。川栄は収録の感想を聞かれ「ゲストで出させてもらった時の方が、緊張がすご過ぎて…新鮮な気持ちではあるんですけど、変に緊張することがなく、楽しく収録ができました」と笑みを浮かべた。

 鶴瓶は「僕は別にアシスタントという気持ち、ないですから。お互いの(言葉の)キャッチボールで、ポンッと振ったら返ってくるのが1番の理想なんですが…慣れてますよね。踊りとか歌とかということよりも、場数に慣れている良さがある」と、AKB48出身の川栄の経験値の高さと適応力を絶賛。「うまいですよ。フッと振ったら、スッとしゃべるし、黙るのはずっと黙って全然、邪魔にならない…すごくいい。度胸がある。僕はアシスタントと思っていない」と賛辞を繰り返した。

 鶴瓶はこれまで、出演したゲストの取材を自ら行うことにこだわり続けてきた。1人あたり、取材には10時間くらい割くというが「(川栄とは)取材もずっと一緒にやっているから…このクソ忙しいのに、よく来られるなと思う。」と、川栄も取材に関わっていることと、努力をたたえた。

 川栄は、今後の抱負について聞かれ「いろいろな方とお会いできるのが本当に毎回、楽しみですし、役者さんだったら、自分の女優業の成長にもなるなぁと思っていますし、一生懸命、頑張って出来たらいいな」と意気込んだ。

 取材陣から、呼んでみたい出演者は? と質問が飛んだ。川栄は鶴瓶から「AKBの人が来たら、どうするの? ぱるる(島崎遥香)が来たら?」と突っ込まれると「えぇ? AKBの人が来たら、どうしましょう。ぱるるさん? ちょっと、何か…緊張しますね」と笑った。過去、番組にはこれまで、AKB48の在籍経験者から前田敦子、大島優子、篠田麻里子が出演したという。川栄は「メンバーに、ここで会ってみたいですね」と笑みを浮かべた。【村上幸将】