フジテレビ系「みんなのニュース ウィークエンド」(毎週土曜、日曜日=午後5時半)で、スポーツ担当のキャスターを務めてきたサッカー元日本代表FWの永島昭浩氏(53=日刊スポーツ評論家)が31日の放送で同局でのキャスター卒業を発表した。

 この日の生放送中に「16年にわたり、スポーツコーナーでキャスターを務めてきましたが、実は今日(土曜日)と明日(日曜日)で最後となります。ラスト2回、しっかりとスポーツの熱さをお伝えします」とあいさつ。4月1日の出演が最後になる。

 00年シーズン限りで現役を引退した永島氏は、01年から日刊スポーツのサッカー評論家に就任し、フジテレビの「すぽると!」ではコメンテーターに就任。02年からは同局の「スーパーニュース」でキャスターに本格挑戦した。

 以来、サッカーのW杯には02年日韓大会から4大会連続で取材を行うなど現場主義を貫き、この日は先日実施した元サッカー日本代表監督の岡田武史氏へのインタビューが放送され、6月開幕のW杯ロシア大会の日本代表について、岡田氏から「初戦のコロンビア戦がすべて。そこを勝てばベスト16はいける」「キープレーヤーは大迫」などと本音を聞き出した。

 永島氏はG大阪時代の93年にJリーグで日本人初のハットトリックを記録するなど、日本を代表するストライカーとして活躍。キャスター就任後は、日大大学院の総合社会情報研究科博士前期課程を修了し、修士を取得。日本サッカー協会国際委員会委員に就任するなど幅広い活躍をしていた。