作家の乙武洋匡氏(42)が、辞任に追い込まれた財務省の福田淳一事務次官のセクハラ問題について、自身の見解を述べた。

 乙武氏は19日、ツイッターを更新。「私自身、福田次官に対して鬼の首を取ったように批判するつもりはない。セクハラに対する社会的機運が高まったのはここ数年で、それ以前は私だって女性に対して失礼な発言をしてしまっていたかもしれないからだ」と自省した上で、「『厳しい時代になった』という男性陣の嘆きもわかるけれど、これまでが間違っていたのだ」と言い切った。

 福田氏は18日、辞任を発表。また、財務省が週刊新潮に告発した女性記者に調査の協力を要請したことで批判を招いていた問題については、テレビ朝日が同社記者だったことを発表した。乙武氏は一連の問題に対し、「少しでもマシな世の中にしていくために、私のようについスケべ心が顔をのぞかせてしまうタイプの人間は『福田ガー』『テレ朝ガー』ではなく、まずはこれまでの自分の言動を振り返り、反省すべき点は反省して、せめて今後は自分が加害者になることがないよう気を引き締めていくことが大切なのだと思う」とつづった。