乃木坂46の白石麻衣(25)が、フジテレビ系で5月12日放送の「世にも奇妙な物語’18春の特別編」(午後9時)で、ドラマに単独初主演することが20日、分かった。

 白石は、ドラマの1編「フォロワー」で“港区のOLハル”こと藤田小春を演じる。小春は、フォロワー数ナンバーワンを目指す写真投稿SNSの“新女王”で、週末は取引先のイケメンたちと高級肉バーベキューをするが、イケメンそっちのけで肉や外車の撮影に忙しくしているが、全てが完全にフェイク。実際は、しがない印刷会社に勤め、安普請のアパートに住み、キラキラとはほど遠い生活を送っている。そんなくたびれた日々の中、唯一の楽しみは増えていくフォロワー。特に最近フォロワーになった“ミミ子@ど田舎”の数々の応援リプに心が救われていた。そんなある日、ミミ子からすぐそばで実際の生活を見られているようなリプが届くようになるホラーサスペンスだ。

 白石は、17年に乃木坂46として日本レコード大賞受賞やNHK紅白歌合戦などでも話題となり、自らセンターを務めるミリオンセラー「インフルエンサー」のタイトルと同じ、インフルエンサーを目指して写真投稿SNSに奮闘する役どころを演じる。「(自分が演じる役)1人で物語が進んでいくので、撮影が始まった時はとても緊張したのですが、監督さんや周りのスタッフさんなど皆さんが優しくて、本当にあたたかい現場なので、撮影が進むにつれてリラックスして楽しんでやれるようになりました」とドラマに単独初主演した感想を語った。

 役どころについては「女子からしたら鼻につく、反感を買ってしまうような役ですが、今までこういうキャラクターを演じたことがなかったので新鮮です。こういう役だからこそ思いっきり振り切って演じられるので、演じる楽しさがありますね」と語った。

 注目してほしいシーンについては「後半の方なのですが、小春が必死に息を切らして走っているところを見て欲しいですね。何で走っているかは言えないですが、そのシーンは足がもたつくくらい必至に全力で走っていて、1番頑張ったシーンでもあるので」と胸を張った。

 今後の女優活動については「お芝居にはとても興味があって、まだそれほど経験があるわけではないのですが、今回のような思いっきり演じられる役であったり、今までやったような真面目な役だったり、ほかにもいろいろなキャラクターを演じてみたいので、今後もお芝居を勉強しつつ、挑戦していきたいと思います」と意欲を見せた。

 編成企画のフジテレビ稲葉直人氏は「実際の生活は地味なのにSNS上だけ憧れ女子となっている主人公。そんなSNSの魅力にとりつかれた主人公を、いま最も輝いている女性である白石麻衣さんに演じていただきました。ダサい格好でラーメンをすする白石さん。着飾って虚勢を張る、ちょっと嫌みな白石さん。怖い話ではありますが、今まで見たことのない白石さんの魅力が満載となっています」とコメントした。