欅坂46の妹分グループ、けやき坂46(ひらがなけやき)が20日、東京・アイア2・5シアターで、初舞台「あゆみ」(5月6日まで)の初日公演を上演した。

 メンバー20人が10人ずつ「ハーモニカ」と「カスタネット」の2チームに分かれ、公演によってチームごとに出演するダブルキャストとなる。この日はチーム「ハーモニカ」の初日公演だった。出演メンバー10人は、主人公の女性「あゆみ」をはじめ、子どもや男性など多彩な役を次々と演じた。齊藤京子(20)は「いきなり演じる役の年齢が下がったりするので、難しかったです。お母さん役を演じるときは、『あらー』を伸ばすようにしていました」と明かした。

 ドラマの出演経験があるメンバーもいるが、舞台は初挑戦となる。加藤史帆(20)は「最初聞いた時は不安で、『できない』って思いました」と告白。「稽古ではスタッフさんが丁寧に指導してくださって、20人の仲が深まりました。今は舞台が『楽しい』と思えています」と前向きに話した。ゲネプロ(公開通し稽古)を終えた渡邉美穂(18)は「『ごめんなさい』と何度も謝るシーンで、本当に申し訳なくなって、涙があふれてきました。役にのめり込めていたのかなと思います。ここからしっかり役にのめり込みたいです」と話した。

 途中で犬役を演じる松田好花(18)は「犬は飼っていないですし、犬の動画を見て動きを研究していました」。同じく犬役を務める佐々木久美(22)は「好花ちゃん(157センチ)は小型犬だけど、私は背が高い(167センチ)ので大型犬みたいになってしまって。同じ犬を表現しなければいけなかったので、難しかったです」と明かした。