嵐の二宮和也(34)が主演するTBS系連続ドラマ「ブラックペアン」(日曜午後9時)の初回が22日に放送され、平均視聴率が13・7%(関東地区)を記録したことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。この日は25分拡大スペシャルとして放送された。

 二宮演じる主人公は、手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医、渡海征司郎。その自信たっぷりの言動から、周囲は「オペ室の悪魔」と呼んでいる。嫉妬や駆け引きが渦巻く大学病院を舞台に、渡海が不正や院内の権力争いに立ち向かっていく姿が描かれる。初回放送でも、緊迫感ある手術場面などが描かれた。

 原作はドラマ化、映画化された人気小説「チーム・バチスタの栄光」などで知られる作家で医師の海堂尊氏の小説「新装版ブラックペアン1988」。

 二宮は、今月中旬に行われた同ドラマの試写会イベントで、収録について「本当につらい」と吐露した。わずか5分ほどの手術場面を、準備やテストを含めて10時間もかけて収録していることを明かしたほか、難解な医療用語を覚えることに苦労しているという。ジャニーズでも一、二を争う「演技派」が、難役にどのように向き合っていくのかも、ドラマの見どころと言えそうだ。