お笑い芸人の加藤浩次(48)が、美容外科「高須クリニック」の訴訟報道について「(高須克弥)院長の思惑通りみたいな」と冗談めかした。

 同クリニックは、昨年5月に行われた衆院厚生労働委員会の質問で民進党に所属していた希望の党の大西健介議員(46)が美容外科の広告規制に触れて「皆さん、よくご存じのように『イエス、○○(まるまる)』とクリニック名を連呼するだけのCMなど、非常に陳腐なものが多い」とした発言で名誉を損なわれたとして、大西議員ほか所属先だった民進党の蓮舫代表(当時)も相手取り、計1000万円の損害賠償などを求めていた。東京地裁(河合芳光裁判長)は名誉毀損(きそん)を認めず、訴えを棄却した。高須院長は公判後、控訴する方針を明らかにした。

 24日放送の日本テレビ系「スッキリ」はこの問題を取り上げ、加藤は「『イエス○○(まるまる)クリニック』っていうくくりで、ここに何が入りますかって言ったら、ほとんどの人が『高須』って言いますからね。そういう部分では(今回の判決に)うーん、とは思いますけど」と高須氏に同情。その一方で、ニュース番組等で今回の問題が報じられる際に同クリニックのCMが繰り返し流れていることから、「まんまと、みたいなところもある。“まんまと的”な部分。院長の思惑通りみたいなところも若干否めない感じがしますけど」と邪推して笑いを誘った。